
寺子屋「語りの秋」
40名近いご参加です。

三門綾(みかどりょう)師。
浪曲を始められて5年だそうです。
初めて阿弥陀寺にお越しいただきました。
「みなさんがいま何を考えているか当てましょう!」
「いったいお前は誰なんだ、でしょう!」
で皆さま爆笑。そして自己紹介されました。

浪曲はしじみを売る少年のお話。
悲しい境遇の素朴な少年と周りの大人たちの会話が、笑いもありながら語られます。
子ども、大人、女性と声色を変えられ、引き込まれます。

曲師は広沢美舟師。
三味線の音とかけ声で語りに深みが出るようです。
凛としたすがたが美しい。



お話は「お時間がきてしまいました」で残念ながら途中でおしまい。
後をひく終わりかたに「続きが気になる!」」の声。
また阿弥陀寺で披露してもらいたいです。

玉川奈々福師
まずは浪曲ワークショップ。

独特の節を皆さまと挑戦です。

音の上げ下げが日常にないもので、なかなか難しく、でも楽しい。
場のかみしもや、会話のシーンでの顔の向け方などを教わりました。
また「たっぷり!」「にほんいち!」などの掛け声の練習もしました。

浪曲は 仙助という使いの粗相から、多くの勘違いが生まれ、最後はすべてがうまくまとまる、というお話。
笑いあり、涙あり、人情あり。
みなさまじっと聴き入ります。


本堂に響き渡る、奈々福師の唸り。
さきほど教わったばかりなので、節回しも自分のこととして聴ける気がします。
「にっぽんいち!」の掛け声で盛り上がりも最高潮に。
皆が幸せになる素敵なお話でした。

ポヤポヤのお二人。

ようやく涼しくなってきた季節に、しんみりとした歌と曲が似合います。
最近、ウクレレを習い始めた筆者(とちはら)。
お二人の指使いの巧みさがすこしわかる気がしました。

森さんのハーモニカ。
哀愁系もポップ系もなんでもできてすごい。

最後は廣田さんのあいさつで乾杯!
秋晴れの日に豊かな時間が持てました(とちはら)

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