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春彼岸会法要 2023

3月19日、春彼岸会法要。

1時30分、勤行。

30名以上のお参りがありました。

安田登師(能楽師)、大島淑夫師(精神科医)におでましいたただきました。

講題は「精神科医と能楽師と読む『和讃』」

最初に能『融(とおる)』を声に出して読みます。

独特な節まわしが難しいですが、先生に習うと、謡の雰囲気がつかめて面白い。

続いて、雅楽『越天楽』に合わせて和讃を歌います。

和讃とは、親鸞聖人が仏の教えをわかりやすく、七五調の歌にされたもの。

安田先生はピアノの伴奏、大島先生は手拍子。

「リハーサルと拍子が違いますね」と安田先生。

「あ、そうですね」と大島先生。

このアバウトさが、いいと思います(栃原) 

笙(しょう)を吹いてくださったのは名和さん。

雅楽が入るとおごそかになります。

先生から「和」という漢字のご説明。

「和」は「龢」であり、聖徳太子が憲法十七条で使われた文字。

実は竹で作られた笛が集まったものを表している。

隣り合った和音は本来、不協和音となるが、それが和した世界が浄土ではないかと話されました。

大島先生は「共感覚」について。

五感をひとつひとつ意識していき、それを同時に開くと、すべての感覚が溶け合ったような世界が開ける。

「和」、とはそのような、自他を超えた世界ではないかと話されました。

また、和讃の内容と似た洋楽の歌詞も紹介されました。

ビートルズ、ベッド・ミドラー、サイモン&ガーファンクル。

和讃と洋楽。意外な共通点が見えました。

続いてポヤポヤのコンサート。

孝ちゃんと大塚さん。

お寺の雰囲気に合った孝ちゃんの選曲と、突然の曲目変更にも対応される大塚さん。

澄んだ歌声と、たおやかなギターの音色。こころが洗われます。

また、シルバー川柳や都都逸(どどいつ)を歌詞にして、皆さまから大きな笑い声も。

最後は、『口笛吹いて』を皆で歌います。

阿弥陀寺テーマソングです。

ハーモニカは森さん。いい加減に吹いてるようで、何故か合ってしまう体質のようです。

安田先生のピアノも加わり、にぎやかな演奏となりました。

お参りいただきありがとうございました(栃原)

阿弥陀寺の行事

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