1月9日、報恩講。1時勤行。
法話は大谷義文。講題は「終活」です。
世の中には様々な「活」がある。就活、婚活、妊活などなど。そこには自分の都合だけで周りのことに気を配れない現代人のすがたが見える。末法を生きる私たちにとって「終活」とはどうあるべきだろうか。
かなしきかなやこの頃の
和国の道俗みなともに
仏教の威儀をもととして
天地の鬼神を尊敬す(悲歎述懐和讃)
先人たちのご苦労を振り返らずに、神頼みばかりしている。そんな自分の愚かさに気づかされなければ、自分の歩むべき道や、次世代へ伝えていくことが見えてこない。そしてそれこそが念仏の教えであると話した。
座敷に展示しましたのは『御消息集』『観無量寿経註』『尊号真像銘文』『善信聖人親鸞傳繪』のレプリカです。忠実に再現されており、親鸞聖人の熱意と真摯な思いが伝わってくるようです。
阿弥陀時に眠る財宝の数々。 皆さま、熱心にご覧になられていました。
大谷隆。
義文の長男です。京都の大学で学んだこと、また今年から西徳寺(東京・浅草)で勉強させていただくことを報告いたしました。
皆さま、これからもよろしくお願いします。(栃原)