寺子屋です。
東京から安田登師(能楽師)、金沢霞さん(琵琶奏者)にお越しいただきました。
20名のご参加がありました。
今回のテーマは「漢詩を読もう」。
中学、高校で習った漢詩。しかしその後はなかなか触れる機会がない。
安田先生から、その歴史や成り立ちを学んでいきます。
『絶句(江碧にして鳥愈々白く)』。
先生が学生時代に好きだったという漢詩。
一文字ずつ、丁寧な解説で、思いもよらない奥深さがあらわれる。
実際に皆さまと漢詩を作ってみます。
「二四不同・二六対」というルールに気をつけながら、配られた表の中から単語を組み合わせる。
できた詩が、
「花気蝶飛春可憐」
「和気春光百花時」
などなど。簡単にそれっぽい(?)漢詩ができるから面白い。
また浄土真宗で親しみ深い『正信偈』も同じ作りであることを学びました。
コーヒータイム。
かすみん、こと金沢霞さん。
琵琶を始められてまだ1、2年。
師匠から「うまくしようとするな、喉から血が出るくらい声を出せ、一人前になるまで30年はかかる」
と言われたそうです。
「なので皆さま、30年お付き合いください」の一言に大きな笑いと拍手。
演じられるのは『平家物語』木曽義仲 と巴御前の物語。
主従関係にある二人の別れの場面。
逃げることを勧める木曽義仲と、最後のご奉公を願い出る巴御前。
孤軍奮闘、巴御前の勇ましい姿が目に浮かびます。
解説もあり、『平家物語』の世界を堪能しました。
ポヤポヤ。
友人や家族、そしてお酒の歌などなど。
もちろん笑いもあり、ホッとできる時間です。
『バラが咲いた』を皆さまと合唱。
おなじみ森さん。
陽気なハーモニカの音色はいいですね。
廣田さんのごあいさつ。
はるばる熊本まで来てくださる先生方への感謝を述べられました。
乾杯!
ご参加ありがとうございました!