9月23日、秋彼岸会法要が勤まりました。
ようやく秋の気配を感じられる気温になりました。
35名のお参りでした。
お勤めの後は法話。
トップバッターは有馬麻衣子 布教使 (長崎・正覚寺坊守 ) 。
講題は「仏の光 私の眼」。
正信偈にある「真実」とは変わらないものであり、老いていくことも抗えない真実であると話されます。
老いに関するご自身の赤裸々な告白に皆さまからくすくす笑いがおきます。
また「無明」とは、光があることに気づけない自分の姿。 法務や子育てに追われ、まるで暗いなかをさまような日々だが、常に私を照らしている光を知らされることが大事ではないか、と話されました。
はがみちこ 布教使(岡山・正覚寺・大学講師 )。
大学で美術を教えられています。
講題は「人の間に ひかりがみちる」。
光明本尊とは何か。写真左の掛け軸を見ながら説明されます。
中央に文字が書かれた絵は、美術の観点からみると、大変珍しいそうです。
なるほど、新たな視点をいただきました。
また描かれているのは、浄土の教えを受け継がれてきた方々。母の愛情に例えられる阿弥陀仏の願いは、私たちの中にも受け継がれていると話されました。
中井賢隆 布教使(大阪・最勝寺住職)。
講題は「逆走なき歩み」。
高速道路での逆走の件からお話され、皆さまから笑いが起きます。
矢印を使ったマジック(?)で、 私たちが自分の思い込みの中で生きていることを実演されました。不思議すぎて頭が混乱しました。
私たちの生は死と切り離せない。生きていることが当たり前になると、子供の頃のようなきらめきが無くなった人生になる。「おかげさま」の言葉のようにご縁によって生かされていると気づかされることが大事でないか、またその歩みこそが浄土を真の宗とする親鸞聖人の教えではないかと話されました。
ポヤポヤのお二人。
秋めいてきた今の季節にぴったりの曲たちです。
穏やかな気持ちになります。
漫才のような二人の会話に皆さま、大笑い。
ボケとツッコミが自在に入れ替わるスタイル(?)のようです。
廣田さん「暑さ寒さも彼岸までという言葉通りに少し涼しくなりました」のあいさつに皆でうなづきながら、乾杯。
ご参加ありがとうございました。(栃原)