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2023年11月3日寺子屋「語りの秋」

毎年恒例、文化の日は「語りの秋」。

写真、左から安田登 師(能楽師)、玉川奈々福 師(浪曲師)、笑福亭笑利 師(落語家)、 金沢霞さん 、広沢美舟さん、玉川奈みほさん。

全国で活躍されている方々に、お越しいただきました。

ご参加は約50名。本堂、満席です。

玉川奈々福 師の浪曲。

今回は親鸞聖人の物語を語られます。

「待ってました!」「たっぷり!」の掛け声で幕が上がります。

比叡山で修業に励む親鸞聖人。煩悩を断ち切れないことに悩みます。

しかし六角堂に籠った九十五日目の夜、救世菩薩が「あなたの妻になりましょう」と告げられる夢を見ます。

煩悩がありながら救わていく道が開かれる。

救世菩薩の慈しみ、親鸞聖人の感動が語られます。

曲師は広沢美舟さん。

呼吸を合わせて、三味線を弾かれます。

「よっ」「はっ」。掛け声で語りに調子が出てくるといわれます。

念仏の教えを説く法然上人と、その弟子になった親鸞聖人。

「親鸞の信心と私の信心は同じである」と言い切られた法然上人。

師弟の信頼関係が伺える。

後鳥羽上皇によって流刑となった親鸞聖人と法然上人。

最後の別れになるかもしれない二人。

涙をこらえるような語りに、皆さま息をのむ。

そして物語は最後の唸りとともに大団円へ。

「日本一!」の掛け声と大きな拍手で幕が閉じました。

続いては『古事記』。

原文と『口訳 古事記』(町田康)を照らし合わせながら読んでいく。

伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、速須佐之男(すさのお)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)。

それぞれ演じられる神々。

『口訳 古事記』ではセリフが関西弁で描かれており、笑福亭笑利師の語りがぴったりと合う。

琵琶、三味線も加わります。

古代の物語が思いもよらない世界観になっています。

とにかく関西弁のセリフが面白い。

「マジですか?」「マジです」などなど。

「こんな口訳あっていいんだ」「いやこっちのほうが読んでみたい」

皆さま、笑いながら驚かれていました。

『古事記』に関する知識も教えてくださる安田先生。

一人ではなかなか読みださない古典を皆さまと楽しく学びました。

最後はポヤポヤの演奏会。

耳なじみとなった曲と歌声。

しみじみと耳を傾けます。

阿弥陀寺テーマソング『口笛吹いて』がラストソング。

森さんがハーモニカで参加です。

ジャズがお好きで即興のプレイが得意。

一部にファンがいるとかいないとか。

懇親会。

多くの方が参加してくださり、賑やかな宴となりました。

ありがとうございました(栃原)

阿弥陀寺の行事

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