3月17日、春彼岸会法要。
13時30分勤行。
30名近いお参りでした。
法話は安田登 師(能楽師)と大島淑夫 師(精神科医)。
「精神科医と能楽師と読む浄土双六と両部曼荼羅」。
上の写真は本堂に掛けられた浄土と地獄の掛け軸。
浄土は苦しみのない世界。 地獄は苦しみの世界。
ふたつの世界について対比しながらお話していただきます。
冥界の旅と六道のお話を聞いた後、班に分かれて、皆さまと浄土双六をしていきます。
人間の世界から浄土を目指して「南無阿弥陀佛」と書かれたサイコロを振ります。まさに六道の世界を、ぐるぐるとめぐって行くわけです。
運が良ければすぐに浄土へ行けますが、大半の人が一度、地獄へ落ちる。そしてなかなか抜けだせない。うーん、よくできてます。
最初のじゃんけんから何故か盛り上がります。
この感じ、昔の正月を思い出します。
各班には1人、六道や地獄について詳しい人が参加していて、マスに止まると、その場所の説明をします。
お坊さんおすすめの地獄の紹介。
等活地獄、黒縄地獄、衆合地獄。
どんな場所かを説明します。昔の人の想像力ってすごい。
続いて曼荼羅について。
曼荼羅の構図は日常にも見られる。
胎蔵曼荼羅は秩序をあらわしており、そこから、包まれる感覚や安心感が生まれるのではないか、と大島師。
また金剛界曼荼羅は、過去、現在、未来をあらわしており、すべてが一つである世界であると言います。
人は、状況や立場によって、さまざまな性格が現れる。
これは曼荼羅にある、すべてが一つの思想に通じるものがある、と安田師。
ポヤポヤさんの演奏です。
今回は新曲からスタート。
初めて聴くのに心に沁みました。
また、おなじみの川柳、都都逸、笑わせていただきました。
総代、森さんのハーモニカ。
ジャズ的演奏で、曲に合ってるのか正直わからない。
しかし演奏後はご満悦そうでした。
懇親会。
地獄のはなしの後は、なぜかビールがおいしい(?)
乾杯!
ご参加、ありがとうございました。(栃原)